薄毛の原因ランキング TOP10
40代・50代の女性のなかで、「最近、薄毛が気になってきた」と気にし始めた人はいませんか?
薄毛などの髪の問題は、男性だけだと思っていたのに、「まさか女性である私が、薄毛なんて」と悲観してしまったこともあるのではないでしょうか。
実際に、女性の薄毛に悩む人は増えてきています。
最近は、SNSなどを利用し、自分の写真を人に見せる機会が多くなっており、外見や容姿により目を向けることが多くなっているのも、原因となっているのでしょう。
「薄毛」は女性の外見のイメージに多くの影響をもたらしますが、ではなぜ「薄毛」になってしまうのでしょうか。
今回は、ランキング形式にして、薄毛の原因TOP10をまとめてみました。
この記事を書いたのは?
今回の記事を書いたのは看護師歴15年のアラフォーナースです。
若い頃にはなかった髪の薄毛が30代半ば頃より気になり始め、自分も例外ではないのだとショックを受けたのが薄毛に興味を持ったきっかけでした。
それからというものの、薄毛や脱毛について調べて自分でできる対策を行ってきました。薄毛や脱毛はもちろん年齢によるところが多いのですが、それ以外にも食生活や日常のストレスが大きく影響していたことを実感しています。
薄毛・脱毛に対する実体験を通して、自分の髪の健康を維持することの大切さを伝えていきたいと思っています。
薄毛とは?女性にも薄毛はあるの?
そもそも、薄毛とはどんな状態をいうのでしょうか。
「薄毛」とは
抜け毛がどんどん進んでしまい、髪の分け目や前頭部、頭頂部などにある、髪の密度が低下してしまった状態です。
抜け毛が起こる原因はさまざまですが、それらの原因を突き止め解消されないと、どんどん抜け毛が増えていってしまいます。
- 加齢や栄養不足
- 生活習慣の乱れ
- 睡眠不足
- 心理的ストレスなど、
髪の健全な成長を阻む原因はたくさんあります。
これらの原因がもととなり、髪の毛のヘアサイクルが乱れることにより、髪が十分成長できずに、細く短くなり、また抜けやすくなってしまうという状況になります。
その状態が進行すると、頭皮の露出が多くなり、「薄毛」状態になるのです。
男性の脱毛でよく知られているのは、男性型脱毛(AGA)です。
これには、女性バージョンもあり、男性型脱毛のO型タイプと同様で、頭頂部の毛量が減っていってしまうのが特徴となります。
ただ、男性はAGAにおいて、「軟毛化」と呼ばれる髪が柔らかくなる現象はみられますが、女性にはその「軟毛化」はみられません。
ここがポイント!
それに加えて、男性型脱毛によくみられる前頭部や生え際における髪の量の変化はあまりみられないのが、女性の薄毛の特徴ともいえるでしょう。
薄毛の要因とは?
それでは、なぜ薄毛になってしまうのでしょうか。
薄毛の主な原因として、もっとも大きな影響が考えられるのは、「女性ホルモンの低下」や「血流の低下」です。
女性ホルモンには、卵巣から分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンがあります。
エストロゲンは卵胞ホルモンともいわれ、一方で、プロゲステロンは黄体ホルモンといい、女性の一生の健康に大きな影響を与えています。
これらの女性ホルモン分泌は、20代にもっとも多く分泌されます。その後、女性ホルモンの分泌は徐々に減ってき、更年期を迎える40代以降は、そのホルモンの減りが顕著になっています。
さらに、実は女性は、女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンも分泌しています。
ここがポイント!
女性ホルモンの分泌が減少すると、男性ホルモンとの分泌のバランスが崩れ、男性ホルモンの比重が多くなっていきます。
男性ホルモンの分泌バランスが多くなると、頭頂部の毛量が減っていき、また髪の毛自体も細くなっていき、女性によってはこれまでと比べて、さらに毛量が減っていくという状態になる人もいます。
これらの「女性ホルモンの低下」以外にも、「全身の血流低下」が薄毛の原因になることもあります。
また、全身の血流が低下することで、頭皮の血流も低下します。さらに、加齢によって、女性の頭皮が厚く硬くなります。
それにより、頭皮の血流を悪くさせ、髪の毛に栄養を与える毛根に栄養が行き渡らずに、それらが女性の薄毛の原因になるのです。
薄毛の原因ランキングTOP10
薄毛とは、どういう状態なのか、そして、なぜ薄毛になるのかいろいろな原因があることもわかりましたね。
そこで気になるのが、いろいろある薄毛の原因です。
さて、ここからは、その薄毛原因のランキングTOP10を順番にご紹介しましょう。
これで薄毛の原因も少しわかりやすくなりますよね。
まずは、薄毛の原因10位からです!
第10位 遺伝
親に薄毛傾向があると、薄毛になりやすい体質が、遺伝として受け継がれることがあります。すると、女性である本人も薄毛になりやすくなります。
たとえば、男性ホルモンの分泌量の多さや頭皮の皮脂分泌の異常などが考えられます。
しかし、この遺伝の要因は、ほかの要因と複合的に合わさって生じるものともいえるでしょう。
それよりも、薄毛に直接的な影響を与える加齢や頭皮に加わったストレスによって生じた薄毛は遺伝のあるなしに関わらずに、改善しやすいと言われています。
第9位 男性ホルモンの影響
前述したように、女性は女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンも分泌しています。
この男性ホルモンは、男性によくみられる男性型脱毛に大きく関わっているホルモンです。
そして、男性ホルモンの分泌のバランスが、加齢やストレスによって崩れてしまうと、女性でも、女性型の男性型脱毛となり、薄毛状態となってしまうのです。
第8位 過度なパーマ・カラーリング
女性も年齢を重ねると、白髪が目立ってきたり、髪全体のボリュームが少なくなり、そのボリュームを出すためにパーマをかける機会がより多くなります。
しかし、パーマやカラーリングの成分によって、皮膚が弱い女性だと、頭皮の「皮膚炎」を起こすことがあります。
その皮膚炎が長く継続すると、それが毛の根元まで影響し脱毛の原因となるのです。
さらに、頭皮への影響だけでなく、パーマやカラーリングは髪の毛のキューティクルを開かせ、髪の毛が保持している成分が流れ出しやすくもなります。
けれど、パーマやカラーリングが、髪の毛や頭皮へのダメージを与えているとわかっていても、なかなかやめられないのが実情ですよね。
また、パーマやカラーリングだけでなく、シャンプーでも実は、頭皮や髪の毛を傷めることもあります。
頭皮や髪を傷める成分である石油合成系界面活性剤などを含むシャンプー剤は薄毛の原因になるのです。
第7位 不規則な生活習慣や睡眠不足
運動不足は血液の停滞を招き、頭皮へ栄養を行き渡らせにくくします。
また、睡眠不足は、細胞の活性化を妨げ、髪の成長を阻害し、髪を育ちにくくさせます。
今や女性の社会進出も増え、晩婚化・晩産化となり、40代から本格的に子育てをするという女性も増えています。
それに伴い、育児や仕事のとの両立、復職や転職など職場を変える人もいます。
このような職場環境の変化は、不規則な生活習慣や睡眠不足の原因にもなっています。
第6位 ストレス
ストレスを受け続けると体全体が血行不良になり、頭皮や髪の毛の先まで栄養が行き渡りにくくなります。
また毛根の機能までもが低下し、毛髪が細くなり抜けやすくなります。
さらに、長期的にストレスが蓄積していくと、自律神経のバランスが崩れるという状態を引き起こします。
この自律神経は、人間の身体のあらゆる器官の働きを調整しています。
ストレスにより、自律神経のバランスが崩れると、身体の器官にも悪い影響を及ぼし、頭皮全体にもその影響は及ぼされるということになるのです。
第5位 誤った洗髪方法
髪同士をゴシゴシとこすったり、毎回の洗髪で汚れが取り除けていない、または過剰に皮脂を洗い流すなど、髪の毛や頭皮ケアが不十分であると、髪が傷みやすくなります。
誤った洗髪方法で髪を洗い続けていると、髪のキューティクルが傷つけられ、切れ毛などの原因になり、しまいには健康な髪が維持できなくなってしまいます。
正しい洗髪方法を以下で紹介するので参考にして下さい。
正しい洗髪方法
- まずお湯で髪の汚れを洗い落とします。
- そして、地肌をマッサージするように頭皮を洗いましょう。
- その後は、できればトリートメント剤を髪先にだけつけ洗い流します。
- また髪を乾かすときも、タオルで髪の毛をこすりながら水分を拭き取るのでなく、髪を包み込むように軽くタオルを当てるようにしましょう。
- そして、ドライヤーを当てるときは、髪の毛のキューティクルを傷つけないように、温風は髪の毛の上から下へあてることが大切です。
第4位 栄養が偏った食事
栄養のある、バランスの取れた食事を摂れていないと、身体全体でなく、頭皮や髪の毛にも栄養が行き渡らなくなります。
食事から摂取した栄養分は、血液に運ばれて全身に行き渡ります。
髪の毛は、その根元にある「毛乳頭」から血液の中にある栄養を吸収しています。とくに髪の毛はケラチンというタンパク質の一種からできており、そのタンパク質や、ほかにもビタミン・ミネラルなどを一緒にとることが大切です。
また、過度なインスタント食品や加工食品などのバランスの偏った食事を摂取し続けることで、身体に必要な栄養を不足させます。
そして、頭皮や髪の毛にも栄養不良を引き起こし、それが薄毛につながるというわけです。
第3位 頭皮の乾燥
加齢などにより必要な脂分が少なくなり頭皮が乾燥し、硬く突っ張る感じになることがあります。
頭皮の乾燥により、髪の毛が健康に育たず抜けやすい状態になってしまうのです。
とくに「皮脂欠乏症」となると、頭皮の皮脂が極端に低下すると言われています。
これは加齢や外気などの乾燥、ヘアカラー、パーマなどの過度な使用によって、頭皮が十分な保湿のできない状況となり、皮脂分泌が極端に低下してしまいます。
この頭皮の乾燥を防ぐためには、保湿が大切であるといえるでしょう。
第2位 血液の流れが悪い
全身の血液の流れや頭皮の血液の流れが不良になると、髪の毛に必要な栄養が運ばれず、抜け毛につながります。
前述のように、毛の根元には「毛乳頭」と呼ばれる部分があり、その毛乳頭の毛細血管から栄養を吸収し、毛母細胞に栄養を供給することになります。
ただ、血管が収縮して血液の流れが悪くなったりすると、髪の毛を作り出す必要な栄養や酸素を毛母細胞まで頭皮に運ばれにくくなり、頭皮や髪の栄養不足を招きます。
そして、それらの栄養不足により、髪の毛は細くて弱く成長することになり、髪がより早く抜け落ちやすくなります。
第1位 女性ホルモンの影響
女性の年齢とともに減少していく女性ホルモンが、抜け毛の大きな原因になるといえます。
なぜなら、女性ホルモンである、エストロゲンは、毛髪サイクルのコントロールを正常に行い、それに加えて、髪のハリ、コシ、ボリュームを与えてくれる役割があるからです。
しかし、前述のように女性ホルモンは、20代にもっとも活発になり分泌がピークを迎えたあとは、以降40代から少しずつ減少していきます。
それに伴い、髪の毛の成長を促進するエストロゲンの働きも弱まり、潤いのある髪の毛を保つことが難しくなり、さらに髪の毛も細くなり、抜けやすくなっていくのです。
女性ホルモンの減少とともに、更年期が始まる頃には、体の変化を感じる女性も多くなります。その体の変化と共に生活を変えていくことも大切となります。
まとめ
今回は、女性の薄毛の主な原因について、ランキング形式でまとめてみました。
薄毛になる原因はさまざまあることがわかりましたね。
ここがポイント!
ただ、薄毛になるのは、一つの原因からでなく、さまざまな原因が重なりあって薄毛が生じていると考えた方が良いでしょう。
それらの薄毛対策を実践し続けることで、薄毛の進行を遅らせることもできるかもしれません。
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